脳卒中の症状について
脳卒中とは
SYMPTOMS
脳卒中で起こる症状は?
脳卒中の症状は、脳の損傷が起きる場所や程度によって異なる場合があります。
以下に、一般的な脳卒中の症状をいくつか示します。
脳卒中
症状チェックシート
当てはまる症状がありましたら
医師にご相談ください。
BRAIN INFACT
脳梗塞の症状
脳梗塞は脳の血管が詰まることにより、様々な症状が出現します。
上記の他に、目が見えにくい(視野障害)、片方の手や足がしびれる(感覚障害)、ふらつく、歩けないなど、多くの症状があります。
また重症な脳梗塞であれば、急に倒れた、意識がない、といった状態になります。
このように脳梗塞は様々な症状が起こり得ますが、その多くは「突然」に発症することです。
脳梗塞の発症のサインをより早く気付くために「FAST」という確認方法があります。「FAST」とは、脳梗塞でおこる典型的な3つの症状の頭文字と、「T=Time」を組み合わせた言葉です。 「FAST」という言葉からもわかるように、脳梗塞治療は時間(Time)との闘いなのです。症状に気づいたら、すぐに受診しましょう。
F
Face
顔がゆがんでうまく笑顔がつくれない
A
Arm
腕を同じ場所で固定できない
S
Speach
うまく話せない
T
Time
症状が出た時間を記録してすぐに受信
CEREBRAL HEMORRHAGE
脳出血の症状
脳出血の起こった場所、出血量によって症状は様々です。典型的な脳出血の症状は、突然起こった片側の手足の麻痺、感覚障害、言語障害等です。 これらの症状に伴い頭痛、嘔気、嘔吐が生じることもあります。出血量が多いと意識障害もきたします。
SUBARACHNOID HEMORRHAGE
クモ膜下出血の症状
くも膜下出血で特徴的な症状は「突然の強い頭痛」や「意識障害」です。頭痛に関して、典型的には「ハンマーで殴られた様な頭痛」と言われております。 ただ,必ずしも激烈な頭痛や意識障害を来さないこともあります。そこまで強い頭痛で無くとも、「突然生じた頭痛」は注意が必要です。頭痛が起こった瞬間に何をしていたかを思い出せる様な頭痛の場合、必ずしもくも膜下出血とは限りませんが、病院受診を検討して下さい。
脳卒中の症状は人によって
違います
脳には場所によってその役割が異なります。例えば手を動かす、足を動かす、言葉を話す、理解する、しゃべる、物を飲み込むなど、様々な機能が脳の各所に割り当てられています。 そのため、障害される場所によって出現する症状が異なります。
脳梗塞の前兆と対処方法
脳梗塞の前兆は一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれます。血管が細くなって起こるものや、一時的に血管がつまって、すぐに流れ始めることなどが原因となります。
片腕の力が抜ける、目の半分がすーっと見えなくなる、舌がもつれる、ろれつがまわらなくなる、片側に倒れそうになる、顔がゆがんで口元がしびれるなどの症状が代表的な前兆です。 そのままにしておくと脳梗塞になることがありますので、なるべく早く病院を受診することが重要です。
これらは一般的な症状であり、個々の症状の組み合わせや重さは病状によって異なります。
脳卒中の疑いがある場合、ただちに医療専門家の診察を受けることが重要です。
医師は症状と詳細な検査結果をもとに、正確な診断と治療を行います。
また、脳卒中にならないために日頃から生活習慣に気を配りましょう。